東海道新幹線の車窓から 出張リーマン妄想登山の旅
出張してますか?(セコムしてますかと同じトーンで)
2月に入ってから、結構な頻度で東京出張に行っています。
土日からめて余裕のあるスケジュールを組んでやる、、、とはいつも思うものの、朝9時に品川に着いたのに昼2時には新大阪に戻っている、といった具合の東京滞在時間よりも移動時間の方が長い、典型的なブラック出張を繰り返している始末。休み絡めて東日本の山とか行きたいな。。。
というわけで、せめてその移動時間だけでも精神的に満たされよう!と思い、東海道新幹線車中にて、当ブログのタイトルに相応しく「妄想登山」を繰り広げてまいりました。結構良いアイデアじゃね?とか思うものの、ネット社会はやはり広大。先駆者がおりまして、
http://asuzuki.la.coocan.jp/yama/yama2/tokai-index.htm
こちらのサイトを参考にさせていただきつつ、しゅっぱーつ、しんこーう。
時刻は朝の7時すぎ。この日は新横浜から新大阪へと帰ります。なぜならば休日にも関わらず11時から打合せがあるためです。後ろ髪を引かれる思いとはまさにこのこと。
新横浜を出発すると、さっそく見えてくるのは…
丹沢山地です。
赤白の電波塔とセットに。
そして、少し角度を振れば、
日本人はみんな大好き、富士山が広がる。
のっけから飛ばしてくれるぜ。
これは小田原近辺。左手前に見える山塊は明神ヶ岳。
ここから静岡駅ぐらいまでは、やっぱりこの富士山が主役。さまざまな見え方で楽しませてくれます。次は三島駅あたりからがっつり見えてくるはず…!
と思いきや、南東方面には雲がもうもうと。
協和発酵キリンをうらめしく思ってしまうのは仕方がなかろう。
気を取り直して進行方向の前のほうに目をやると、遠くに白い姿が…?
来ました、南アルプスです。
煙突の煙と山。別に懐かしいわけじゃないのにノスタルジー感があって結構好きな絵面。手前の山塊もボリューム感があるけど、どこだろう。Googlemapの感じだと七面山とか?
続いて見えてくるのは南アの盟主であり日本二位の高峰「北岳」を含む「白根三山」。したり顔で解説している風ですが、まあ写真撮ってる時には全然気付いてないよね。白い!高そう!ぐらいしか正直思っていない。
でもやっぱりこれだけは別格。
三島駅近辺で無残にも雲に隠された富士山が、ここでその雄大な姿をお披露目。この時ばかりはそこかしこから携帯カメラのシャッター音が鳴り響きます。
やはり圧倒的なその姿。先述のブログでも書かれていますが、新富士駅近辺から見れるこの風景が東海道新幹線におけるハイライトと言って良いでしょう。
時間にすると新横浜駅からのぞみでおよそ【25分後】。
これテストに出るからしっかり覚えといてください。
南アルプスも引き続き望めます。焼津駅あたり、になるのかな。
というかいま、光岳を「てかりだけ」って読むことを知ってすごく残念な気分になった。聖岳がそのまま「ひじりだけ」なんだから、中二病患者としてはそのまま「ひかりだけ」と読ませていただきたい。
静岡と言えば、の茶畑もございます。珈琲をすすりながら「いや、一番好きなのは君なんだよ」とかひとりごちれる様になればあなたも立派な妄想民の仲間入り。
うなぎパイの泉、浜名湖から小さく富士山。直線距離にして120キロ以上。それでもこの存在感はさすがと言うしかない。
豊橋を過ぎて、間もなく名古屋というところで見えてくるのは、御嶽山。実は初めて先輩に連れられて挑戦した雪山がこの山でした。強風のためゴンドラが動かず、延々とゲレンデを登るという苦行を強いられた時には「アタマおかしいんじゃねーかこの人たち」と強く思ったものですが、気が付けば自分のアタマもおかしい側に振れるという不思議。
続いてうっすらと見えるのは、中央アルプス。手前は恵那山?
にしてはちょっと近すぎるかなぁ。
名古屋駅を出てすぐ。右が御嶽で左が乗鞍、かな。んー、確証無し。
岐阜羽島の手前。白山が見れたら良かったんだけど、こんな距離感じゃないだろうし、、、たぶん能郷白山かな。
そしてエリアは近畿地方へ。
個人的にはこれが第二のハイライト。近畿が誇る名峰、伊吹山です。
このどっしりとした山容。1300メートルちょいとは思えない風格。
暖冬の今年。ほんと雪が少ないな…
こっち側の方が雪深いんじゃなかろうか。
琵琶湖の奥に見えてくるは野坂山地。
で、これが比叡山。
まもなく京都、で見えてくるのは愛宕山ですね。
なんとなく雪山を追っていたので、ここから新大阪までは写真なし。六甲山も見えるみたいでちょっとしくじった気分。
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というわけで、東海道新幹線の車窓から、でした。
ちなみに切符はE席を買ってくださいね。上りも下りも関係なくE席なんでお間違いなく。「行きにE席で見えたから帰りはA席を買えばいいな…」とか思って痛い目を見るのは僕一人で結構なんで。